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2015年11月17日

松代お泊り編ルポその2

前回に引き続き、松代お泊り編の後半をUPしまーす。

夕食はみんなでわいわいとカレー作り・・・なんて考えてたんですが、キッチンが狭かったのでスタッフの樋口さんにほぼ仕込んできてもらいました。

いろんなスパイスを組み合わせた本格的なタイ風カレー、キーマカレー、ダルスープ。
それに、スタッフの知り合いの方から差し入れの野菜や柿なども食卓をにぎわしました。
ありがとうございました。

食後は、これまた樋口さんの手作りのパウンドケーキにチャイまたはコーヒー。
そして翌日の長国寺のお勤め体験の概要を山本さんが動画で説明してくれました。

そして、早起きのためにみなさん就寝・・・

せずに、地元のホルモン焼き屋さんに消えていく人たち数名あり・・・

朝4時に誰かの目覚ましがなり、5時に長国寺に行き、まずは座禅(約20分)。
住職(梅翁院の住職で長国寺も管理されてる)の説明を聞きながら、実際に修行されている僧侶たちと同じ時間(本来30分くらい)、ただ座ります(しかも壁に向かって)。
肩にバーン!とやってほしい気持ちも半分ありながら、寒くてみんな着込んでいてたため、それはなし。
みなさん何を考えていたのでしょう・・・

その後、お経。
座禅は興味ありワクワクして時間が早く終わってしまった感があったんですが、お経は寒さもひとしお、足もしびれてきました・・・

そしてお掃除。
床を掃くだけじゃなく、花瓶の水を取り替えたり、窓枠なども雑巾で拭いたりしました。

外も明るくなってきて、お待ちかね、朝ごはん!
布巾で包まれたお弁当箱のようなものが一人ひとつ用意されます。
「応量器」といって、自分の食べる分だけよそってもらう器です。


その布巾をほどき、端を折返しながらナフキンのようにし、中に重ねてある3つのおわんを音をたてずにひとつづつ横に並べます。
基本的に、私語は慎みます。
器の持ち方や置き方、すべて決まっています。

そして、おかゆをよそってもらうときにはさじを持ちながら器を前に出し、「もういい」というところでさじの先をちょっとあげます(写真はお漬物)。
その合図でよそうのをやめてくれます。
その日の食事は、おかゆ、ごま、昆布、漬物、おからの煮物、自家製りんごジュースでした。
早朝から寒さで縮こまってた胃にやさしいおいしさが広がりました。


食後はお湯を一番大きな器に入れ、へらで食べかすを落としながら次の器へ湯を移し、2回繰り返して器の水分も布巾でふき取ります。
もちろんすべて決まった動作でやります。

すべて終わったらまた元あったように器を重ね布巾で包みます。
修行僧は他のお寺に修行に行くときもマイ応量器を持ち歩き、常にきれいにしておくべき大切なものだそうです。

そして最後に手作りのおかきとお茶をいただきながら、住職や修行僧の方にお話をうかがったり、やっとなごやかな雰囲気になりました。



今回はいろいろと住職に説明していただきながら食事をいただきましたが、本来は「食を楽しむ」というより「すみやかに栄養を補給する」という時間(作業)です。
だから食べるスピードも決まっています。
住職のスピードに合わせ、速くても遅くてもダメ。

座禅から食事まで、これぞルーチンワークですね~

私たちのような素人が本当の修行の場にお邪魔させてもらうなんて、とても貴重な体験をさせていただきました。
が、お寺にとってはいつものようにスムーズに行かずご迷惑だったでしょうね。

重ね重ね、ありがたいことです。

今回修行されてた尼僧さんは韓国の方で、そのほかにも世界各国から修行に来られるそうです。
観光で体験だけじゃなく、本当に僧侶の資格をとりに来るそうです。

すがすがしい気分で布袋屋さんに戻り、最後にパチリ(すでに帰られた方もいます)。
オーナーの山本さん、本当にお世話になりました!
ありがとうございました!




今回のまちカフェ、松代編はいかがでしたでしょうか?
近くてもあまり知ることのなかった松代の魅力をちょっと体感できたのではないでしょうか。
また、最近メディアでも注目されてる「ゲストハウス」なるものも、泊まってみないとわからないこといっぱいありましたね。

そしてなんといっても、私個人的には長国寺さんのお勤め体験がとっても刺激的でした!
(私体調わるくて街歩きに参加できずお留守番だったのでこれしか体験してないのですが・・・笑)

座禅体験だけなら、長国寺さんで毎月「座禅会」がありますが、
応量器までとなると、布袋屋さんのレクチャーあってこそなので、是非布袋屋さんにお泊りの上、体験してください(有料です)。


さてさて、長々とご報告しましたが、次回まちカフェはあるのかないのか・・・

お楽しみに!face02
  


Posted by ながのまちづくりカフェ at 23:39Comments(5)第27回松代お泊り

2015年11月11日

第27回「松代お泊まり編」終了しました!

10月31日(土)・11月1日(日)、
およそ3年半ぶりとなるまちカフェイベント「松代お泊まり編」、
無事終了いたしました。

まずは午後2時、松代城址駐車場に集合です。
参加者が集まるか不安でしたが、おかげさまで定員いっぱいの20名にご参加頂けました。
今宵のお宿・松代ゲストハウス布袋屋オーナー・山本薫さんのご案内のもと、まち歩きスタートです。

















松代のまちを流れる泉水路のお話しや、武家屋敷の説明などを聞きながら、旧樋口家住宅へ向かいます。







久々の「まちカフェ」の旗も大活躍!













松代藩の目付役などを務めた上級武士のお屋敷・旧樋口家住宅では、投扇興体験をしました。
投扇興とは、江戸時代から続く雅なお座敷遊び。扇を投じて、箱の上に置かれた的を落として、その落ち方で点数を競います。
私個人としては、和風のダーツみたいだな…と思ったのですが、そんな事言ったら失礼ですね。
扇の持ち方から作法まで、講師の方の説明を熱心に聞く皆さん。

ゲーム形式も行われ、扇が的を落とすたびに歓声が響きました。
中には落とした的が回転して立つというスペシャルな技を繰り出す人も!(偶然です)
まだまだ遊びに興じていたいところですが、先もあるのでこの辺で。
ちなみに旧樋口家住宅は普段も9時〜17時まで無料で公開しています。
縁側に腰かけてお庭をぼんやり眺めるのもいいですよ。









次に訪れたのは、松代象山地下壕です。ガイドを勉強している大島さんにご案内いただきながら、壕内を見学しました。第二次世界大戦末期に、大本営や政府各省をここに移すという計画で掘られた地下壕。多くの人が過酷な労働条件のもとに働かされていたそうです。戦争の愚かさを痛感します。
松代象山地下壕の見学も無料でできます。まだ行った事のない方はぜひ一度足を運んでみてください。
















象山地下壕を出たのは4時半頃。その後、山沿いの道を歩いて、裏口から「山寺常山邸」に入りました(こちらも見学無料です)。ちょうど紅葉が見頃で、お庭や茶室から風流な景色が眺められました。






そして、象山神社にお参りして、いよいよ布袋屋さんに向かいます。













布袋屋さんに到着したのは午後5時頃。既にだいぶ暗くなっていました。












そしてまちカフェ恒例のお茶タイム。
布袋屋さんのラウンジに全員集合して、自己紹介から始まりました。
お茶菓子は松代町内の菓子店「かどや」さんの「真田重宝」です。
だいぶ歩いたので、お茶と甘いモノがうれしい〜。

このあと、お風呂(松代温泉)に行く人と、宿に残って夕食準備をする人に別れ、
しばしフリータイムです。
(ここまでは、スタッフ・タガワがお届けしました。つづく…)  


Posted by ながのまちづくりカフェ at 16:43Comments(0)第27回松代お泊り

2015年10月21日

ちょっと変更します

昨日の信毎さんに記事に出てましたね~

第27回まちカフェ「松代お泊り編」の参加者まだ募集してますが、
女性男性ともまだ若干空きがあります。
お早めにお申し込みください。

さて、新聞にも掲載されていました内容に一部変更があります。

街歩きの「寺町商家」は時間の都合上行けなくなりました。
また、「朝のお勤め体験」は梅翁院さんではなく長国寺さんになりました(参加費も800円から1000円に変更)。
さらに、持ち物に「マイカップ」を追加しました。

いま話題のゲストハウスにみんなで泊まっちゃいましょう!  


Posted by ながのまちづくりカフェ at 12:46Comments(0)第27回松代お泊り

2015年10月02日

第27回まちカフェ 松代お泊り編

久々に・・・実に3年ぶりにまちカフェを開催します!!

もう消息不明状態のまちカフェでしたが、
なんと3年ぶりに(くどい)、
しかも、長野市中央通りからはなれ松代で、
さらに、泊まり!!!

久々すぎて体と頭が慣れないうえに、
泊まり+自炊という難題を自ら課していまい、
スタッフのなかでも数日前まで「ほんとうに開催するのか???」と不安な空気が・・・

それがやっとお知らせできるまでになりました(ブログの投稿の仕方も忘れたよ・・・)。
やるとなったら参加される方はもちろん、自分たちも楽しめるように全力をつくすのみ!

とはいえ、これまでと違い泊まりでたっぷり時間がありますので、
のんびり充実した時間が過ごせればいいなと思っております。


↑クリックするとPDF版チラシが開きます。

松代はちょうど来年のNHK大河ドラマ「真田丸」のゆかりの地。
長野市民にとっては地元だからあまり泊まるという感覚がなかったと思いますが、
その歴史あるまちの築120年の建物に宿泊できるなんて、ちょっと素敵じゃないですか?

しかも、いま流行のゲストハウス!

今回宿泊する「布袋屋(ほていや)」さんは、
男女各5名の和室が2部屋ずつ、計4部屋あります。

なんと相部屋です!その日に出会った人と同じ部屋に泊まるんです!

お風呂はなくシャワーなので、希望者は松代荘や秘湯加賀井温泉に行ってもいいですね。

そして夕食はキッチンでカレーをつくってラウンジでみんなでワイワイ食べましょう!
酒類の持込みも大歓迎!

さらに、翌朝は長国寺さんの朝のお勤め体験もオススメです。
朝5時という時間に11月はじめの寒さのため、強要はできません。
また、ジーンズなどぴったりしたズボンは正座など足がしびれやすいので避けた方がいいそうです。
希望者のみです(申し込み時に要予約。別途1000円程度かかります)。

座禅にお経、掃除、とお寺の毎朝の日課を一休さんになった気持ちで体験できます。
おかゆもいただくことができます。

お寺のお勤めに参加した人もしない人も、
布袋屋さんでカレーの残りか軽く朝食を食べて、
その後は解散でおのおの松代のまちに繰り出したり、
もちろん、チェックアウト10時までゆっくりしていただいても構いません。


申し込み、お早めに~


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第27回まちカフェ 松代お泊り編

10月31日(土)14:00集合(集合場所:松代城址南側市営駐車場)

[10月31日(土)]
*布袋屋の女将 山本さんのご案内で松代散策
  [松代大本営地下壕・山寺常山邸・象山神社・旧樋口家住宅で投扇興体験]
*夕食は布袋屋でカレーづくり+懇親会 (酒類持ち寄り大歓迎!)
[11月1日(日)]
*希望者(要予約)は朝5時より長国寺にて「朝のお勤め」体験 (座禅・お経・おかゆ・掃除)
*8時頃解散予定

※諸事情により予定が変更になる場合があります


■[松代ゲストハウス布袋屋] 〒381-1231長野市松代町松代504 TEL026-214-2837 
・男女別ドミトリー(和室・相部屋)になります
・WiFi 使用可、全館禁煙
・共同シャワールームに ボディソープ・シャンプー・リンス あり
・共同洗面所に ハンドソープ・ドライヤー あり
・タオル・歯ブラシ・寝巻きはありませんのでご用意ください


参加費:5000円 (宿泊費・夕食代・茶菓子代を含みます)
  *町内散策中の飲食及び有料施設へ入場する場合は、各自ご精算願います
  *長国寺の「朝のお勤め」体験は別途1000円程度かかります(要予約)

持ち物:お泊りの道具一式、マイカップ(何でも結構です)

定 員:男女各10名(定員になり次第締め切り)

申込み:TEL 026-232-4178(えんがわ) FAX 026-233-4366
      メールはこちら 
  ※氏名・読み仮名・住所・電話番号・メールアドレス、長国寺の朝のお勤め体験の参加有無も明記して下さい

主 催:ながのまちづくりカフェ  続きを読む


Posted by ながのまちづくりカフェ at 22:42Comments(0)第27回松代お泊り